肺血栓塞栓症(はいけっせんそくせんしょう)とは
血のかたまりが肺の血管につまり、呼吸困難よってショック状態や心肺停止になる恐れのある病気です。
聞き慣れている話題になっていた「エコノミークラス症候群」は肺血栓塞栓症が原因です。
飛行機で長時間同じ姿勢でいることによって起きやすくなります。
手術で入院をしたときには、肺血栓塞栓症についての冊子が渡されます。
病気で長期に渡り入院が必要でベッドでの安静が必要とする場合や手術時なども同じで、肺血栓塞栓症が起きやすい状態となるため、予防が必要になるからです。
肺血栓塞栓症になる原因
同じ姿勢のままでいると、脚の静脈(ふくらはぎ)に血栓が出来ることがあります。
この血栓を「深部静脈血栓」といい、この血栓が肺まで流れ、肺の血管が詰まります。
ふくらはぎの筋肉の力で血液は静脈を通り心臓へ戻ります。
このふくらはぎの筋肉がポンプの役割をしてくれているのですが、長く動かない時間があるとポンプ作用が十分に働いてくれません。
例えば、手術中に血栓が出来てしまうと、手術後にトイレなど行こうと動いた時、その血栓が静脈から血液の流れのって肺までいき、肺の血管に詰まります。
血流停滞を防ぐアイテム
これを防ぐために手術の数時間前に予防の「弾性ストッキング」を着用します。
ストッキングの圧迫で、血流が深部静脈に停滞するのを防ぐ働きをしてくれるのです。
このストッキング手軽に脱着出来ると聞いたのですが、それは嘘だと感じる(笑)
私は履くのも大変、脱ぐのも大変でした(・_・;)
予定している手術時間よりも大幅に遅れたため、ストッキングを履いている時間も長く、窮屈で窮屈で逆に血流が止まってしまうのではないか?っと思えるほどの圧迫感。
きっと、これが私のふくらはぎへしっかりと働いてくれているということなのでしょうね^^;
血液の流れの停滞を防ぐ方法
動けない状態で、すぐに出来るのは脚の運動ですね。
・脚を前に伸ばした状態で、足首から下を上下に動かすこと。
・手術後、出来る限り早く歩き始めること。
私が手術後ストッキングを脱いだのは、手術後の2日目です。
手術日は夜中に及んでいたため、手術後1日目はめいっぱい体調が悪くてベッドの上から動かず。
何故かトイレも行きたいと思わず、夜まで寝っぱなしでした。
手術後に動いた最初は、手術後1日目の夜の消灯時間後にトイレに自力で行ったのが最初です。
ちょっとよろよろしながら^^;
手術後2日目朝に看護師さんから「あら、まだストッキング履いていたの?もう脱いでいいのよ〜」っと・・・
え・・・もっと早くいって〜!と言わんばかりにすぐに慌てて脱ぎました。
しっかり働いてくれた弾圧ストッキングに感謝ですね(*^^*)